Biomass energyバイオマス燃料
革新的なバイオマス技術の
開発と実用化により、
カーボンニュートラル社会の実現を
バイオマスエネルギーとは、有機的な生物由来の資源を利用して生み出される再生可能エネルギーの1つです。例えば、科学技術により効果的に大量培養された藻類微生物、利用用途のない木材などの天然素材、食品生ごみのような有機廃棄物などの資源を燃焼や発酵させることで、電力や熱エネルギーを生みだします。
従来、主として行われてきた化石燃料を用いたエネルギー生産と比べ、資源の循環性の高さや、二酸化炭素の総排出量が低くなることが特徴です。
近年では、航空機やバスなどの交通機関におけるバイオマスエネルギーの利用実験も始まっています。


Value弊社のバイオマス燃料が
もたらす価値
01
光合成ではなく従属培養で培養すること
Cultivation in dependent
culture rather than
photosynthesis
太陽光を必要とせず、暗闇で培養が可能です。従来の方法では、光が届く水深や薄いアクリル板を使って光を取り入れるため、広い表面積が必要でした。しかし、私たちの技術は、ユーグレナに直接栄養を
与えることで、太陽光を必要としません。また密閉タンク内でも培養が可能です。
02
食物連鎖の課題を克服
Overcoming food chain
challenges
ユーグレナはプランクトンに食べられるなど、食物連鎖の最下層に位置しているため、菌が繁殖すると増殖が止まるという課題がありました。コンタミネーションと言いますが、これを克服して屋外培養に成功できたのが、株式会社ユーグレナです。しかし、私たちはタンクを完全に密閉し、すべての供給経路を無菌化した水、栄養、酸素で管理することで、安定した培養環境を実現しています。
03
従属培養による高いエネルギー効率
High energy efficiency due
to dependent culture
一般的なユーグレナは、体内にエネルギー源となる油脂を3~5%しか蓄えることができません。
しかし、私たちの研究チームは、マレーシアのモナッシュ大学で行われた研究成果を基に、ユーグレナがより多くの油脂を貯蓄できるノウハウを開発しました。
この方法では、ユーグレナに従属栄養を与えることによって、体内に60%もの油脂を蓄えることができるようになり、非常に高いエネルギー効率を実現しています。
さらに、ユーグレナに与える栄養の量を調整することで、生産される油脂のカロリーもコントロールできます。石炭火力発電で利用されている燃料と同等の、1kgあたり5000~5800キロカロリーのユーグレナパウダーをユーグレナから生産することを目標にしており、世界最大手の試験機関であるSGSで燃焼実験を行い、1kgあたり5000キロカロリーのエネルギーを生み出すことを証明しました。
Business modelビジネスモデル
Coming soon
近日公開
Deployment他事業への展開
ユーグレナ由来オイルの他用途展開
ユーグレナから抽出されるオイルは、ナフサや衣料品の製造に応用することが可能です。
ナフサとは、原油を蒸留して得られるガソリン留分のうち、沸点範囲が30~200℃程度の油で、粗製ガソリンとも呼ばれます。
常温で蒸発しやすい性質を持ち、プラスチックの原料や、エチレン、プロピレン、ブタジエンなどの石油化学工業の基礎原料として使用されます。
プラスチック製造
ナフサを使用してエチレンやプロピレンを生成し、これを原料にしてバイオプラスチックを製造できます。
化学製品
合成ゴムや洗剤など、幅広い化学製品の原料としてナフサを活用できます。
衣料品の製造
ユーグレナ由来のオイルから、衣料品用の繊維を製造することも可能です。
バイオポリエステル
ポリエステル(PET)をバイオベースで製造し、エコフレンドリーな衣料品を作ることができます。
ユーグレナ由来の
天然ポリマー
生分解性の高い環境に優しい素材としての応用が可能なバイオ繊維の製造が可能です。